EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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EY審理戦略室は、税務リスクへの対応支援を強化する目的から国税庁に勤務経験のあるメンバーのほか、弁護士、各特殊分野の税務専門家など、経験豊富な総勢約50人が1つのチームとなり、取引の税務上の審理にとどまらず、法務的な観点も踏まえた上での多角的な分析によるサポートを行います。
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1. 国税当局における執行体制の動向と税務調査選定の変化
国税当局における実地調査の精査と追徴税額の重点化
国税庁公表の調査事績によると、調査部所管法人における実地調査件数はコロナ禍以降回復傾向にあるものの、コロナ前の水準には至っていません。一方で、1件当たりの追徴税額は大幅な増加傾向にあります。
令和6事務年度における申告漏れ所得金額は2,901億円(前年比64.0%)と減少したのに対し、追徴税額は849億円(前年比106.6%)へ増加しました。その結果、調査1件当たりの追徴税額は4,928万4,000円に達し、過去10年で2番目に高い水準となっています。
この背景には、国税当局が従来の「申告漏れ所得金額の積み上げ」から、確実に課税が発生する「追徴税額重視(量より質)」へ方針を転換した経緯があります。ターゲットを黒字法人に絞り、深度ある調査を実施するアプローチが定着し、令和7事務年度以降も1件当たりの追徴税額は増加傾向が継続すると予測されます。