EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。

小林 聖子(敬称略:以下、小林) 応募当時、弁護士として7年目で、今後のキャリアを考えるにあたり、自分に欠けているのはビジネスの感覚ではという思いが強くありました。アスリートとして長く過ごし、弁護士になったのが遅かった私は、2つの枠から飛び出した世界も知りたかったのです。
廣瀬 美智代(以下、廣瀬) 大変な時期でもいらっしゃいました。WABNアカデミー受講中の1月、お二人目を出産し、転居も予定。そんな中、WABNアカデミーに参加されるチャレンジ精神がすごいと思っていました。
小林 WABNアカデミーに参加した頃は、もがいている最中でした。だからこそ、メンタリングを受けることに意味があったと思います。廣瀬さんは初めて会った時、私の背景をじっくり聞いてくださったので安心感がありました。私が弁護士になった理由の1つは、スポーツにおける暴力やハラスメントがなくならない現実が悲しかったからです。そこで、ひとまず女子アスリートに限定した形で、スポーツにおける暴力やハラスメントについて誰でも相談ができる窓口を作りたいことをお伝えしました。しかし廣瀬さんから、私の考えはボランティア精神が抜けていないというご指摘がありました。
廣瀬 メンターとしては、小林さんが将来に描くプランをビジネス化するため、何が課題になるか、どんなエリアならいいのかなど、私なりの考えを話した記憶があります。やりたいことを継続させるには、ビジネス化が1つのポイントです。他の人を巻き込んでいくことでサステナブルになり、小林さんの後に続く人材も生まれるだろうとお話ししたのですよね。
小林 はい。ビジネスとして思いを実現させる具体的な可能性を示していただき、マインドが一気に変わりました。また廣瀬さんの個人的な話もあり、感動したこともありました。
廣瀬さんが子育てしていた当時、時短制度もなく、ニーズに合ったベビーシッター会社が地域になかったため、廣瀬さんは別のビジネスをしていた方に、こうしたらベビーシッター事業が可能になるという提案書を提示し、事業を起こしてもらったという話をしてくださいました。
普通なら、仕事を諦めてしまいそうになるのに、諦めることより継続する方法を模索することができるんだなと感じました。私も子育て、そして自分のことも諦めずにやっていこうと、決めるきっかけになったのです。
笹川 祐子(敬称略:以下、笹川) 小林さんがメンタリングによって、ビジネスのマインドがセットされたことが伝わるエピソードですね。
これからビジネスを学びたいWABNアカデミー生は、EYのプロフェッショナルメンターからマンツーマンでビジネスの考え方や進め方についてアドバイスをもらい、新たな世界へ踏み出す不安を軽減できますよね。