EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYのインパクト・トランスフォーメーション・サービスは、サステナビリティの成果を企業価値へ結び付ける支援を行います。投資家や取締役会が従来の財務KPIを超えて評価する中、社会・環境パフォーマンスが将来のキャッシュ・フローやリスク、資本コストに与える影響の明確化が求められています。EYは重要なインパクト要因の特定やKPI策定、評価手法の適用を通じて、非財務情報を財務成果へと結び付けます。さらに、その洞察を資本配分やリスク管理、投資家コミュニケーションに統合し、企業の戦略的意思決定を強化します。
サステナビリティは、もはやコンプライアンス、報告、あるいはレピュテーション(評判)だけの問題ではありません。先進企業にとっては、サステナビリティは中核となる経営分野へと進化しています。
すなわち、将来の成長機会を見極め、レジリエンスを強化し、資本配分をより効果的に行い、長期的な価値創造について自信をもって伝えるための手段となっています。
しかしながら、多くの組織はいまだに以下の基本的な問いに答えることに苦戦しています。
「自社のサステナビリティ施策は、どのように測定可能な企業価値を生み出しているのか?」
サステナビリティの成果は増えている一方で、その価値は十分に可視化されておらず、意思決定や資本配分に活用されていないのが現状です。
EYのインパクト・トランスフォーメーションは、サステナビリティのパフォーマンスを企業価値へと転換するための総合的かつ汎用(はんよう)的な経営モデルです。本モデルは、企業がもたらす社会的・環境的インパクトを測定可能(measurable)・管理可能(manageable)・意思決定に関連するもの(relevant)へと変換し、戦略・財務・ガバナンスに統合することを可能にします。
また、本モデルは、特定のテーマに依存するものではなく、人材、気候、サプライチェーン、社会的インパクトなど、あらゆるサステナビリティ領域に適用可能な汎用モデルです。
本モデルは、非財務情報を財務価値へと変換することにより、企業価値評価の前提そのものを再定義する枠組みです。
インパクト・トランスフォーメーションは、以下のプロセスにより構成されます:
このプロセスにより、企業はサステナビリティを開示対象から経営意思決定の基盤へと転換することができます。インパクトの可視化は、目的に応じて、部分的あるいは段階的に行うことができます。
1. インパクト・パスウェイ
企業活動と価値創出の関係(インプット➡アウトプット➡アウトカム➡インパクト)を構造化します。取組みがどのように企業価値へ影響するのかを明確にし、戦略との接続を可能にします。
2. データと測定
インパクトを意思決定に活用するために必要な測定体系を構築します。戦略や価値創造にとって重要な指標に焦点を当て、進捗(しんちょく)と価値ドライバーを可視化します。
3. インパクト会計
社会・環境インパクトを比較可能な形に変換し、必要に応じて金銭価値として評価します。異なるインパクト間の比較を可能にし、投資判断と優先順位付けを支援します。
4. 企業価値へのリンク
インパクトを収益、コスト、リスク、資本アクセスなどの企業価値ドライバーに接続します。これにより、意思決定および投資家コミュニケーションに活用可能な形へと統合されます。
サステナビリティの成果は、もはや外部性ではなく、企業の財務そのものに組み込まれつつあります。
サステナビリティと企業価値の関係は、ますます直接的なものになっています。環境・社会課題は、規制、顧客選好、従業員の期待、サプライチェーンの混乱、技術変化、訴訟リスク、資金調達条件、投資家の監視などを通じて、ビジネスに影響を与えています。
現在は「外部性」に見えるものも、将来的には財務コスト、業務制約、または戦略リスクに転じる可能性があります。一方で、ポジティブなインパクトを創出する企業は、新市場の開拓、ステークホルダーからの信頼強化、人材獲得、レジリエンス向上、資本へのアクセス強化などの機会を得ることができます。
さらに、「何もしないこと」のコストは増大しています。
対応の遅れは、将来のコスト増加、戦略柔軟性の低下、信頼の毀損(きそん)につながります。
インパクト・トランスフォーメーションは、企業がこれらの変化を先取りし、リスクが顕在化してコストが増大する前に行動することを可能にします。
インパクト・トランスフォーメーションの本質は、次の転換にあります:
「何を開示すべきか」から
「インパクトをどのように企業価値の創出・保護・伝達に活用するか」へ
本モデルは、以下のような意思決定領域で活用することができます:
1. 戦略設計
サステナビリティ課題を、成長機会・競争優位として位置付け、意思決定基盤として活用する
2. 投資・資本配分
非財務インパクトを可視化し、投資判断や資本配分の優先順位付けを高度化する
3. 財務・業績管理
KPIおよびパフォーマンス管理にインパクト指標を統合し、企業価値創造のドライバーとして管理する
4. IR・投資家コミュニケーション
サステナビリティ施策が財務価値へどのように接続されるかを、説得力あるストーリーとして提示する
私たちは、本モデルの実装を支援します。
具体的には以下を含みます:
これにより企業は、以下を実現することが可能になります。
方法論の基盤
本モデルは、ハーバード・ビジネス・スクールのインパクト加重会計イニシアチブ(IWAI)の創設メンバーであり、インパクト測定および価値評価の分野をけん引するデビッド・フライバーグ(David Freiberg)による監修のもと設計されています。グローバルに蓄積された理論および実務の知見と、企業経営の現実的な制約を統合した、実装可能なモデルです。
実行体制
私たちは、人的・社会要素が企業価値に与える影響を、設計・分析・実装まで一貫して支援します。
専門性と実行力
社会的リスクの定量化に関する豊富な実績を有し、戦略・ファイナンス・分析を統合したアプローチにより、企業価値への接続を実装レベルで支援します。
グローバルネットワーク
国内外のプロフェッショナルと連携し、グローバルに蓄積された知見・リソースを活用。EYネットワークを通じて、一貫性と再現性のあるアウトプットを提供します。
インパクト・トランスフォーメーションは、個別のサステナビリティテーマに対するソリューションではなく、それらを横断的に支える基盤(プラットフォーム)です。
企業がどの領域に取り組む場合でも、最終的に求められるのは以下のポイントです:
インパクト・トランスフォーメーションは、これらを一体的に推進するための経営モデルです。
すなわち、本モデルは、企業の価値創造の構造そのものを可視化し、再設計するための枠組みです。
これにより、サステナビリティは「開示対象」から「企業価値を規定する中核メカニズム」へと転換されます。
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