Four Futures Japan

Four Futures Japan


2025年3月、EY Japanは、気候変動に基づく没入型体験プログラム「Four Futures Japan」を東京にて開催しました。本プログラムは科学とテクノロジーを活用したストーリーテリングにより気候変動の現実的な影響を伝え、参加者に革新的な思考を促進します。 


要点

  • 2025年3月に東京で開催されたEYの「Four Futures」は、気候変動に関する科学に基づいた没入型体験プログラムです。このプログラムは、2023年のCOP28を皮切りに世界各地で実施され、持続可能性に関する未来のシナリオを提示します。
  • 本イベントは、4つの未来のシナリオを体験するセッションと、その後のグループディスカッションで構成されています。参加者は、自らの組織での行動を促すきっかけを得ることができます。
  • Four Futuresは、科学、データ、テクノロジーを活用したストーリーテリングと感情への訴えかけを通して、気候変動の現実的な影響を参加者に伝えます。この体験は、参加者に自らの現在の行動がいかに未来を形づくるかについて考えるきっかけを提供し、より良い未来のために勇気ある革新的な思考を促すことを目指します。


Four Futures Japanは3月18日から21日までEY Japanのオフィスがある東京ミッドタウン日比谷にて開催され、金融機関から自動車メーカー、日本のメディアまで70以上の組織から合計約300名が参加し、気候変動とそれが未来に与え得る可能性についての24のセッションが行われました。

図表1

Four Futures Japan 2025 Gallery



参加者の声

  • 気候変動のシナリオを映像と音で体感することで、臨場感と危機感が高まり、強く印象に残った。
  • 実感しづらい気候変動のようなテーマを伝える手段として、今回のコンテンツの有効性を感じた。企業コミュニケーションの参考となるヒントも得られた。
  • 日常業務では文字で扱うことの多いテーマについて、映像や音声により感情にも訴える形で理解を深めることができた。
  • 数ある環境関連イベントの中でも、本イベントは特に刺激的で、多くの気づきを得ることができた。

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サマリー 

30年後の地球社会を4つのシナリオで描いた没入体験型プログラムFour Futuresは、ビジネスにおける生物多様性やサステナビリティに関する課題解決に関するきっかけを考える機会を提供します。EYは次世代を見据え、より良い社会の構築に向けた社会変革に取り組みます。


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