倫理的かつ責任あるAIの原則へのEYの取り組み

競争優位を推進する責任あるAI原則の役割


関連トピック

責任あるAIとは

責任ある人工知能(RAI)とは、倫理的配慮を優先し、ガバナンスと管理を組み込んだAIシステムの設計・開発・導入・利用を指します。適切に実践されれば、RAIはコンプライアンスの確保にとどまらず、 飛躍的な成長の触媒にもなり得ます。RAIの原則を初めから組み込んでおけば、企業は透明性と公平性を維持しながら、確信を持ってAIを拡張し、イノベーションを加速させ、市場で存在感を高めることができます。

倫理的AIと責任あるAIの違いとは

倫理的AIと責任あるAIは密接に関連していますが、別個の概念です。倫理的AIは主に、AI技術がもたらす道徳的影響に焦点を当て、何が正しく何が間違っているかを示します。責任あるAIはさらに踏み込み、ガバナンス、監督、リスク軽減を組み込んだ包括的な枠組みを提供します。AIシステムの透明性、公平性、説明責任を確保することで、責任あるAIは倫理的な利用を支援するだけでなく、企業が持続可能な競争優位性を引き出すことにも寄与します。

責任あるAIの9つの原則とは?

ここに示す責任あるAIの原則は、組織がAIを開発・導入する際の基本的枠組みとして活用できます。EYは、 これらの原則をAI活用戦略に統合できるようサポートするだけではありません。ここに挙げた原則は私たち自身のAI活用の指針でもあり、AIにおける信頼とインテグリティの醸成に真摯に取り組む姿勢を反映しています。


  • AIのライフサイクル全般にわたり、AIのシステム、その影響、結果としてのアウトプットに明確なオーナーシップが存在すること。

    EYのコミットメント:

    私たちは、明確な説明責任を意図的に組み込み、ビジネス目標の達成に寄与するシステムを設計・構築します。私たちは、フィードバックのための適切な機会、必要な説明、そして異議・不服申し立てのための明確な手段を提供します。私たちのAIテクノロジーは、EYの行動規範に定められた価値観に沿っており、人間による適切かつ相応の監督と管理の下にあります。

  • AIシステムにおけるデータの利用は、許可された権利にのっとり、企業情報および個人情報の機密性を保持し、倫理的な行動規範を反映したものでなければなりません。

    EYのコミットメント:

    私たちのAIシステムは、それを支えるデータと、生成されるコンテンツを保護します。データ保護は、私たちの責任あるAIフレームワークに不可欠な要素であり、単なるコンプライアンスの確保にとどまらず、AIシステムの設計・開発・導入・利用のすべての段階に組み込まれています。

  • AIシステムはステークホルダーの期待に沿い、望ましいレベルの正確さと一貫性を保って継続的に機能すること。

    EYのコミットメント:

    私たちは、信頼性の高いAIシステムの実現に向けて尽力しています。革新的かつ信頼できるAIシステムの構築を目指し、適切なレベルの監視・報告・介入を組み込むことで、ビジネス目標の達成を支えるうえでAIシステムが一貫して安全かつ安定的に機能するよう努めています。

  • AIシステムとその入出力データは、不正アクセスから保護され、改ざんや敵対的攻撃に対して強靭でなければなりません。

    EYのコミットメント:

    私たちは、AIシステムのセキュリティと安全性を最優先し、開発ライフサイクル全体にわたって、AIシステムに対する脅威とAIシステムから生じる脅威の双方を防ぐためのベストプラクティスを踏まえて対応します。AIシステムとそこから生じる出力を保護するため、AIセキュリティリスクの管理手法を継続的に見直して強化し、技術の進展と新たな脅威に対応し続けていきます。

  • エンドユーザーを含むステークホルダーがAIシステムとそのアウトプットを理解・評価し、正しく活用できるように、AIシステムの目的、設計、影響に関する適切なレベルの情報開示が成されること。

    EYのコミットメント:

    AI技術の開発と導入において、透明性は不可欠です。私たちは、AIシステムの学習に用いるデータや、その目的・制限・利用条件を適切なレベルで明確にする重要性を理解しています。そのため、さまざまなステークホルダーの求めに応じて、関連する技術文書や利用ガイドに容易にアクセスできるようにしています。透明性を推進することによって、人間の主体性を支え、人がAIシステムと関わる際に、十分な情報に基づき、AIを利用していることを認識し、倫理的・専門的基準に沿って利用できるよう環境を整備します。

  • AIシステムの判断基準とアウトプットについて人間のオペレーターが合理的に理解し、吟味し、妥当性を確認できるように、適切なレベルの説明が可能であること。

    EYのコミットメント:

    私たちは、適切なレベルの説明可能性を確保し、AI技術とユーザーの橋渡しに努めます。各システムの要件に沿って判断がどのように行われるかを明確かつ詳細に説明することでAIソリューションを支援し、ユーザーがエラーを特定し、問題を指摘して修正できるようにし、説明責任と透明性の文化を育みます。

  • 影響を受けるすべてのステークホルダーのニーズを、AIシステムの設計・利用・出力の観点から評価し、建設的でインクルーシブな社会的影響の促進につなげていきます。

    EYのコミットメント:

    公平性は私たちの価値観とパーパスの中核にあります。私たちは、ライフサイクル全体を通じてバイアスを特定し、積極的にその緩和策を講じることで、不公平および差別的なAIシステムやその出力が助長することを防ぎます。DE&Iに対する包括的なコミットメントを基盤として、私たちはAI開発のライフサイクル全体を通じて多様なステークホルダーの参加を得ながら、潜在的リスクを幅広く評価できるようにするとともに、公平性に関する取り組みを定期的に見直し、リーディングプラクティスに即した状態を保てるよう努めています。

  • AIシステムの設計、導入、活用およびそのアウトプットは、関連する法規制や専門的基準に従ったものでなければなりません。

    EYのコミットメント:

    私たちは、AIの設計・開発・導入・活用に責任を持って取り組み、今後策定される規制への備えを進めるとともに、既存の規制を遵守します。テクノロジーや規制の進化に応じて、社会・規制・倫理の各領域で生じる新たな課題を注視し、AIシステムを統制するプロセスに反映させています。 

  • 身体的、社会的、経済的、そして地球全体の幸福を促進するために、AIライフサイクル全体を通してテクノロジーがもたらす影響への配慮が組み込まれること。

    EYのコミットメント:

    私たちは、AIシステムの開発や調達、およびクライアントとのAI関連業務において、サステナビリティの観点を組み込んでいます。政府、標準化団体、NGO、学術界、産業界と協働し、持続可能なAIの実現および持続可能性に貢献するAI活用に向けた政策の形成と共通標準の策定を進めています。


AIインテグリティを軸にリードする

責任あるAI利用のためにEYが定める原則を通じて、AIへの理解を深めます。

ey.ai ― 統合型プラットフォーム(人工知能サービス)

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