EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
EYの関連サービス
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EY Nexusは保険業界における最先端技術を提供するクラウドネイティブのプラットフォームです。
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急速に変化する今⽇のビジネス環境で⽣き残るには、テクノロジーを活⽤して機敏性を⾼める必要があることは常識となっています。しかも、今起きている状況に適応するだけでは⾜りません。次に起きる状況、そしてさらにその先に備えることが重要です。
新たなテクノロジーの導⼊が必要だと認めるのは簡単ですが、難しいのは、そのためにとる⾏動です。
保険会社にとって、⼤きな変⾰を⾃ら⾏うことは容易ではありません。保険会社の多くは数⼗年に及ぶ歴史があり、新たな商品とサービスを開発する上で価値のある洞察を導くことができる膨⼤なデータの蓄積があります。
その⼀⽅で、保険会社は更新や入替に⼿間と費⽤がかかりがちな複雑なレガシーシステムを使⽤していることが多く、規制当局からの強い圧⼒にも直⾯しているため、もし新たなソリューションが⽬的に適していなかったり、不適切に実装された場合、財務、レピュテーション(評判)⾯で壊滅的な影響を受けかねません。
「私たちは迅速に動けるのだと証明したいと思っていました」とNationwideのLead Executive兼Innovation Leaderであり、同社の⼦会社であるSpireの社⻑も務めるScott Liles⽒は述べています。「その最初の⼀歩として、『今年中に新商品を発表する』と表明しました」
この思い切った⽬標は、市場の変化という差し迫った問題を反映したものでしたが、柔軟性に⽋ける数多くのレガシーシステムとプロセス、そして変化への抵抗が強い⽂化を持つ⼤⼿保険会社にとって、大きな課題となりました。
「2019年初めに着⼿したとき、NationwideのIT担当者は、中核システムの⼤規模なトランスフォーメーションを既に⾏っているため、新たな保険商品の実装作業を優先させることはできないと⾔っていました」とEY Global Insurance Technology LeaderのDavid Connollyは振り返ります。「Nationwideのイノベーションチームも別のアプローチを検討する必要があると⾔っていましたが、EYは保険業界向けのEY Nexusが、わずか7カ⽉間で新商品の発売を可能とするプラットフォームであることを実証しました」