EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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企業会計基準委員会(ASBJ)および日本公認会計士協会(JICPA)は、2024年9月13日に企業会計基準第34号「リースに関する会計基準」を公表しました。本基準は、2028年3月期から原則適用され、2026年3月期からの早期適用も認められています。本ページでは、新リース会計基準の概要、実務への影響、関連コンテンツやセミナー情報をまとめてご紹介します。
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Ⅰ. リースの識別/借手のリース
〈借手編〉では、新リース会計基準の全体像、リースの識別方法、借手のリースについて、品質管理本部 会計監理部 シニアマネージャーの宮﨑徹が解説します。
新リース会計基準のコンセプト
2024年9月、企業会計基準委員会(ASBJ)は新リース会計基準を公表しました。新リース会計基準の最大の着眼点は、これまでオフバランス処理されていたオペレーティング・リースが、オンバランス化されることです。これはB/S(貸借対照表)上における「使用権資産」と「リース負債」の両方が増加することを意味します。
新基準の意図は、IFRSのリース基準(IFRS第16号)の主要な定めのみを取り入れ、簡素で利便性が高く、国際的な比較可能性を大きく損なわない基準にすることにあります。このコンセプトを参照すると、二つのポイントが浮かび上がります。一つ目は、IFRSを適用する企業にとっては、個別財務諸表でIFRS第16号と同様の会計処理を適用することができ、連結調整が不要になると考えられる点です。二つ目は、取り入れられるのはIFRS第16号の主要な定めのみであり、詳細なガイダンスには及ばないという点です。日本会計基準の適用企業からすると、必ずしもIFRSの全ガイダンスの参照が求められているわけではないと解釈できます。
新リース会計基準の適用時期は、原則として2027年4月からです。適用範囲は全ての資産のリースですが、無形固定資産のリースなど、一部の適用範囲外もあります。各企業における方針の確認が必要となります。