2020年9月11日
企業のファイナンス部門に必要とされている事業環境の変化に対応するための迅速性とは？

企業のファイナンス部門に必要とされている事業環境の変化に対応するための迅速性とは？

梶浦 英亮
執筆者 梶浦 英亮

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社　デジタル・プラットフォーム　パートナー

過去の模倣ではなく、小さくても新たな発想。

2020年9月11日
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多くの企業では、外的要因・内的要因の両面から決算早期化の実現が求められています。

破壊的なテクノロジーの進化により、かつてない事業環境の変化がもたらされている今、リアルタイムな意思決定の実現が、求められています。

CFOの抱える課題も多種多様となり、リアルタイムな情報の把握やレポーティングだけではなく、会計処理の迅速化「Agile Business – Finance」によるファイナンス部門の最適化が必要不可欠となっています。
 

CFOにとってのメリット

CFOとCIOが共同してファイナンス部門の変革を主導する、かつてない機会が訪れています。
EYのAgile Business ̶ FinanceのアプローチはSAP S/4HANA Financeをベースとしており、ファイナンスアプリケーションの刷新とEYが持つ“Purpose-Led Transformation”アプローチを通じて、CFOのビジョンをより実現性の高いものにすることができます。ファイナンス機能の集約化／分散化の度合い、データ取得の容たやすさ業務の可視化などは、ファイナンスの付加価値に関する指標となります。企業／グループに存在するあらゆるデータを最も細かい粒度で取得可能なことは、SAP S/4HANA Financeがもたらす意思決定上の優位性です。変革オプションを早い段階で検討し、その評価を適切に行うことで、自社が正しい道を進んでいるという自信を得ることができるでしょう。

Accounting

経理処理プロセスは大幅に効率化されます。特に調整に手間がかかるトランザクションを中心に、短期間で処理することができます。また、経理業務をよりシンプルなものにすることによって、財務データはより信頼性の高いものとなります。現在は専門家しか行えない不正の防止や早期発見という難しいタスクを、システムが自動的に処理することも可能になるでしょう。


Controlling

コントローラーはリアルタイムに情報にアクセスし、ビジネスの分析のためにすぐに活用することができるようになります。また、リアルタイムなレポーティングと分析により、自社／グループの資金と運転資本をモニタリングしながら、タイムリーに対策を打つことができます。日々の売売り上げ利益の把握、高頻度のP/L作成、個別仕訳へのドリルダウン分析なども可能になります。

各企業の置かれている状況はさまざまで、全ての企業が同じ方法で最適化を実現できるわけではありません。そこで、アセスメントを用いて効果を評価することにより、「いつ」「どの領域で」取り組むべきかを知ることができます。シミュレーションがより重要であるビジネス・業務を可視化できていない、または締め処理が複雑で時間が掛かる企業ほど、Agile Business – Financeへの投資は、事業環境が目まぐるしく変わる状況下で、競合に差をつける一手となり得ます。

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サマリー

企業のファイナンス部門は、事業環境の変化に対応するための迅速性が求められているにもかかわらず、ほとんどの場合において対応しきれていません。それに対し、EYの経験やノウハウを生かすことにより、決算早期化の実現に向けた課題を解決することが可能になります。

この記事について

梶浦 英亮
執筆者 梶浦 英亮

EYストラテジー・アンド・コンサルティング株式会社　デジタル・プラットフォーム　パートナー

過去の模倣ではなく、小さくても新たな発想。

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