
英国のEU離脱(Brexit)アップデート
Japan tax alert 2019年1月31日号
最新の動向
- 2019年1月15日、メイ首相が掲げるEU離脱協定案が英国下院で230票の大差で否決され、与党・保守党からも118人が造反しました。メイ首相にとっては、ほとんどの人が予想していたよりも大きな敗北となりました。
- この結果を受け、野党・労働党のジェレミー・コービン党首は内閣不信任案を提出しましたが、賛成306、反対325で否決され、メイ首相の続投が決まりました。
- 今後、メイ首相は、コービン党首を含む野党・労働党及び与党・保守党の議員との協議を開始し、下院で「交渉可能で十分な支持を得られる」解決策の立案に努める予定です。
- コービン党首は、メイ首相が合意なき離脱のシナリオを除外することを条件として協議を行いました。
- メイ首相は、第2回国民投票やリスボン条約第50条に基づく離脱プロセスの取り消しの可能性を再び否定しましたが、離脱プロセスの延期についてははっきりと否定しませんでした。延期の可能性についての他の閣僚の意見は分かれています。
- 一部のEU首脳は、離脱プロセスの延期について寛容な態度を示していますが、厳しい警告を発しています。
※本アラートの詳細は、下記PDFからご覧ください。