EYアドバイザリー・アンド・コンサルティング株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:塚原 正彦、以下、EYACC)は、組織・人事データおよび社員の行動データパターンを分析し問題解決につなげることにより、組織の生産性を高め、コラボレーションを加速させるソリューションである「ワークプレイス・インサイト(Workplace Insights)」の提供を6月より開始いたしました。
本サービスは、EYの組織・人事コンサルティング部門であるピープル・アドバイザリー・サービス(以下、PAS)とマイクロソフト コーポレーション(本社:米国ワシントン州レドモンド)とのグローバルアライアンスの一環です。
ワークプレイス・インサイトの概要
マイクロソフト社の統合型コラボレーションプラットフォームであるである「Microsoft 365」のメールや予定表などの利用履歴や企業が組織内に保有するその他の組織・人事関連データ等を統合的に分析するためのツール「Workplace Analytics」をベースに、EY PASの保有する組織・人事、チェンジマネジメントおよびIT領域における豊富なコンサルティング経験やデータ分析に関する知見を掛け合わせることにより、企業の職場における「高い生産性」「効果的なコラボレーション」「社員のエンゲージメント」の実現を支援します。
- 組織変革
変革の指標をリアルタイムでモニタリングし、必要なサポートを適時に提供できるようにすることで、目標達成に向けて変革を効果的に促進します。
- 買収・統合
異なるチーム間でのコミュニケーションのあり方を測定することで、会社同士の統合を加速させ、ビジネス上の便益を実現させ、主要な人材の離職防止・定着の施策につなげます。
- 組織デザイン
意思決定者は、コラボレーションやコミュニケーションが組織内でどのように起こっているのかを数値として把握することができます。得られた情報をもとに行動パターンを見出し、役割やポジションが変わっても効果的に意思決定ができるように支援します。
- ワークプレイス・プランニング
計画立案者は、従業員がいつ、どこで、どのように働いているのかについて理解することで、生産性、コラボレーション、エンゲージメントを高めるために何をすべきかを知ることができます。この情報は、収容人数、職場デザインの変更、不動産計画を決める際に活用することができます。
EYACC PAS リーダーの鵜澤 慎一郎は、次のように述べています。
「グローバルおよび日本のマイクロソフト社とのコラボレーションを通じて、新たな働き方改革コンサルティング・サービスを本格開始できることを大変光栄に思います。最先端のデータマネジメント・ツールと私たちのコンサルティングノウハウを掛け合わせることで、日本企業の真の働き方改革や生産性向上に貢献します。」
EYACC PAS リワード・アンド・アナリティクス リーダーの野村 有司は、次のように述べています。
「マイクロソフト社の最新のテクノロジーを活用することにより、社員の行動を具体的に定量化して捉えることが可能となります。明確なエビデンスにもとづいた問題解決施策を策定・実行することで、ペーパーレス化やフリー・アドレス等の形式的な施策導入に留まりがちであった従来の働き方改革を、『高い生産性』『コラボレーション』『エンゲージメント』といった本来の変革目標を実現する取り組みへと高めていくことができます。」
日本マイクロソフト社の業務執行役員 Microsoft 365 ビジネス本部 本部長 三上智子氏は、次のように述べています。
「組織・人事領域における豊富なコンサルティング経験を持つEY社と、アナリティクスの分野で連携し、新たなサービスを本格開始できること大変歓迎しております。マイクロソフトが目指す「活躍するための働き方改革」のご支援は、このパートナーシップにより、組織・人事課題の観点で一層強化され、テクノロジーと戦略の再構築の両面のご支援が実現できるものと考えております。」
マイクロソフト社のMicrosoft 365 ビジネス本部 シニアプロダクトマネージャー 輪島文氏は、次のように述べています。
「テクノロジーだけでは決して真の改革推進は実現できない中、組織・人事領域で豊富な知見を持つEY社との連携は、マイクロソフトが持つ働き方ビッグデータとアナリティックスを真の改革に生かしていくための大きな一歩になると考えています。
両社の連携により、リアルな行動データに基づく働き方の可視化、施策の推進、振り返りを行い、企業内の変革推進リーダーの方々をサポートしてまいります。」