EY、SAPと共同提供に合意してQualtrics Partner Networkメンバーの一員になり、連携を拡大
SAP社は2019年初めにQualtrics社の買収を完了し、XデータとOデータの組み合わせがもたらす革新の可能性を提供しています。この買収により、Qualtrics社が持つエクスペリエンスデータとインサイトを、SAPソフトウェアのオペレーショナルデータと組み合わせ、サプライチェーン、ネットワーク、従業員、コアプロセスなどの管理を向上させることができます。
EYは、共同提供に合意してQualtrics Partner Network(以下、QPN)のメンバーになりました。これにより、EYのメンバーファームも同様に各拠点のSAPと共同提供に合意してQPNのメンバーになり、EYとSAPのグローバルアライアンスによる取り組みを活用することができます。また、EYはQPNのメンバーの一員として、世界をリードするピープル・アドバイザリー・サービスと「未来の働き方」ソリューションを通して、エクスペリエンス管理のベストプラクティスとソリューションを提供します。
EYのグローバル・ピープル・アドバイザリー・サービス・リーダーであるMike Bertolinoは、次のように述べています。
「SAPおよびQualtricsと協業して開発した本ソリューションは、様々なテクノロジーを包括的に利用して、サイロ化された事業部門や組織のエンプロイーエクスペリエンスの管理システムとプロセスを横断的に統合します。本ソリューションを導入している企業では、エンプロイーエクスペリエンスとオペレーショナルデータを一つのプラットフォーム上に集約しているため、何が従業員のパフォーマンスや組織の業績を左右するのかが明白になり、その事実は業界に新しい風を巻き起こしています。このプラットフォームは、EYとSAPとのアライアンスに基づく協業による取り組みの一例であり、戦略や顧客価値、ユーザーエクスペリエンス、プロセス、テクノロジー、業務への影響などに取り組む際に、実務的視点に立つことがクライアントに望ましい成果をもたらすということを示しています。」
EYのジャパン・ピープル・アドバイザリー・サービス・リーダーである鵜澤慎一郎は、次のように述べています。
「EYは日本市場を最重要マーケットの一つとして、SAP Japan社およびQualtris社と積極的なアライアンス・協業を進めており、本年11月にはSAP Japan社主催のSAP HR Connect Autumn 2019 「事業戦略を支える人事の挑戦」において、EYはトップスポンサーを担います。また、EYはエンプロイーエクスペリエンスやデータドリブン人事分野のパイオニアとして、日本の人事部門と従業員にむけた能力開発支援とオペレーション改善に貢献してまいります。」
EY AmericasのSAPリーダーであるMichael Yadgarは、次のように述べています。
「私たちを取り巻く世界は、目まぐるしく進化し続けています。このようなビジネス環境を踏まえ、EYはSAPと協業して、クラウドがもたらす機会とそのメリットを存分に生かして変革に取り組むことができるようにクライアントを支援し続けます。そして、そのエンプロイーエクスペリエンスの変革のために欠かせない画期的なソリューションが、SAP SuccessFactorsソリューションとQualtricsのコンテンツにEYのサービスを融合させた最新のEY PX360 Platformです。」