EY Japan パラ・デフアスリート
(EY Japan Para and Deaf Athletes)
EY Japanには、パラ・デフアスリート*1 *2 が所属しています。
世界の強豪と戦うパラ・デフアスリートを採用し、自己への挑戦を続ける選手をサポートしています。
*1 パラアスリート:主に身体障がい者を対象とした競技種目の選手
*2 デフアスリート:主に聴覚障がい者を対象とした競技種目の選手
EYの最新の見解
ニュースリリース
パラ・デフアスリート紹介


石田 考正 / Takamasa Ishida
競技:デフ陸上競技
入社年:2015年
主な戦績:2017年 第23回夏季デフリンピック競技大会 サムスン2017 ハンマー投げ銅メダル
1986年11月5日、大阪府生まれ。生まれつきの聴覚障がいで、陸上の投てき競技、ハンマー投げが専門。健常者と同じ世界での戦いにも挑み続けている。聴覚障がい者を対象とした「デフリンピック」の知名度向上のために、講演やイベント活動にも力を入れている。
より良い社会の構築を目指すために
スポーツの素晴らしさとは、健康的な生活を送れることと、心をリフレッシュさせることができることです。障がいの有無に関係なく健康的な体であれば、どんなことでもチャレンジしていくことができます。スポーツをすることで心をリフレッシュさせ、より良い仕事ができ、人との関わりが良くなる。そうすることがより良い社会の構築へとつながっている思います。
スポーツを通じてたくさんの人に夢や元気や活力を与えていけるような人(選手)になりたいです。



鈴木 努 / Tsutomu Suzuki
競技:パラライフル射撃
入社年:2020年
主な戦績:WSPSワールドカップ団体7位
1984年11月24日、北海道生まれ。バイク事故によって左上肢機能が全廃し、2016年より本格的に競技に取り組み始める。上肢障がい者として全国初のはり師きゅう師国家資格を取得。上肢障がい児へのアドバイスをライフワークとしている。
より良い社会の構築を目指すために
射撃を通して年齢・性別に関係なく、障がい者の私が健常者に指導するなど、垣根のない環境を札幌で作り上げています。
バリアフリーやユニバーサルデザイン、インクルーシブといった言葉で定義される概念ではなく、それが当たり前になる環境づくりに競技を通じて取り組んでいます。



炭谷 延幸 / Nobuyuki Sumitani
競技:パラ陸上競技
入社年:2020年
主な戦績:SUMMER DOWN UNDER 2020(シドニー大会)400m 3位、SUMMER DOWN UNDER 2020(キャンベラ大会)100m 3位
1977年4月4日、福岡県生まれ。高校3年生時に交通事故に遭い、車いす生活となる。友人に誘われて始めた車いす陸上競技生活では20年経った今でも、自己ベストを更新し続けている。
より良い社会の構築を目指すために
私は18歳の時に脊髄を損傷して車いすでの生活になりました。私と同じけがで入院している患者さんに、これからの車いす生活の不安解消につながるアドバイスや体験談を話すために病院を訪問しています。
日常生活のこと、車への乗り降りや車いすの積み込みの仕方のほか、初めて購入する車いすに不安があると思うので、購入前に私の車いすに試乗してもらい何が必要で不要かアドバイスします。もちろん車いす陸上に興味があれば競技用車いすにも試乗してもらいます。
私の脊髄損傷は、今の医学では治療方法がありません。しかし、車いすになっても辛いことばかりではなく、楽しいこともたくさんあることをこれからも発信していきたいと思っています。また、障がい者の理解を深めてもらうために小中学校、専門学校などで講義も行っています。健常者と障がい者がお互いに理解し合い、少しでも住みやすい環境になるよう、講義活動を続けていきます。



龍川 崇子 / Takako Tatsukawa
競技:パラパワーリフティング
入社年:2020年
主な戦績:61 kg級日本記録保持者、全日本パラ・パワーリフティング国際招待選手権大会二連覇
1976年3月26日、福井県生まれ。20代の時に、特発性大腿骨頭壊死症(両脚)が発症し、その後、車いす生活となる。2017年よりパラ競泳からパワーリフティングに競技を転向して間もなく日本記録を樹立した。
より良い社会の構築を目指すために
マジョリティーとマイノリティーという概念が存在しないフラットな世の中を目指し、スポーツという共感しやすい分野だからこそ、懸け橋となる存在になれればと思い競技活動をしています。「まいた種を刈り取る」という言葉がありますが、より良い種をまいていけるようこれからも精進していきたいと思います。



富田 宇宙 / Uchu Tomita
競技:パラ競泳
入社年:2015年
主な戦績:東京2020パラリンピック競技大会400m自由形(S11)、100mバタフライ(S11)銀メダル、200m個人メドレー(SM11)銅メダル
1989年2月28日、熊本県生まれ。3歳から水泳を始めたが、高校2年時に進行性の難病「網膜色素変性症」発症。一時競技から離れたものの、復帰後に世界のトップクラスに仲間入りする。日本体育大学大学院の博士課程でコーチングの研究にも取り組んでいる。2019年パラ競泳世界選手権で好成績を残し、東京2020パラリンピック競技大会ではパラリンピック初出場ながら3つのメダルを獲得した。
より良い社会の構築を目指すために
障がいを持つアスリートが競技力を高めていく過程では、単なる自己研鑽だけでなく、多くの社会的障壁を取り除く努力が求められます。私も、適切な交渉と可能性を証明する行動で自身を新たな前例とすることによって、社会的障壁の解消に尽力してきました。
またそれらの経験から、多様性の価値や社会的障壁の解消の必要性について研究、講演、ワークショップ、各種メディアでの発信などを行い、より良い社会の構築を目指しています。



中島 正行 / Masayuki Nakajima
競技:デフゴルフ
入社年:2020年
主な戦績:2009年、2013年、2017年デフリンピック3大会連続出場
1982年6月21日、東京都生まれ。単身でブラジルにサッカー留学した経験を生かし、2009年から日本代表としてプレー。2016年のデフワールドカップでは過去最高順位となるベスト8進出を果たした。2021年にサッカー選手を引退し、ゴルファーへ転身。現在は、ゴルフ競技で4度目のデフリンピック出場を目指す。
より良い社会の構築を目指すために
世の中ではさまざまな問題が起きていますが、スポーツの力を活用して社会に貢献できることはたくさんあると思います。
例をあげると日本では高齢化が進んでおり、歳をとっていくと耳が聞こえづらくなったり、歩行困難となって車いすが必要になったり、視力が悪くなってしまったりする方は少なくありません。その方々と同じような視点を持てる障がい者アスリートが、障がいの有無に関係なく誰も置き去りにしない環境づくりに貢献できるのではないかと考えています。
サッカーで培ったものをいかに社会に還元できるかを常に考えながら、今後も一歩一歩まい進していく所存です。



平井 修 / Osamu Hirai
競技:車いすソフトボール、車いすツインバスケットボール
入社年:2020年
主な戦績:2018年、2019年車いすソフトボールワールドシリーズ日本代表
1979年8月20日、群馬県生まれ。2歳の時の交通事故により頸髄損傷を負う。車いすツインバスケットボール選手として活動するかたわら、2017年から車いすソフトボールにも挑戦。翌年に日本代表に選出される。車いすソフトボールのパラリンピック正式種目入りを目指し、普及活動にも取り組んでいる。
より良い社会の構築を目指すために
スポーツは自分を表現する場であり、生きるエネルギーの源であると考えています。スポーツを続けることで、障がいがあっても社会で強く生きていく自信が持てるようになりました。人生をより豊かにするためにも、「スポーツに全力を注げる社会」づくりを模索しています。



廣道 純 / Jun Hiromichi
競技:パラ陸上競技
入社年:2020年
主な戦績:シドニー2000パラリンピック 800m銀メダル、アテネ2004パラリンピック 800m銅メダル
1973年12月21日大阪府生まれ。高校1年生時にバイク事故によって、車いす生活となる。パラリンピックに4大会連続で出場し、シドニー2000、アテネ2004パラリンピックにおいて連続でメダルを獲得。日本初のプロ車いすアスリートでもある。現在も2つの種目で日本記録を保持している。
より良い社会の構築を目指すために
私は高校1年の時にバイク事故で脊髄を損傷し車いす生活となり、車いすアスリートという新しい世界に入りました。健常者と障がい者の両方を経験して、生と死も隣り合わせの状態を経験しました。
車いすレースの迫力や、目標に向かって努力する事の大切さだけでなく、全ての人にとって、命の大切さや、どんな状況になっても生きていればチャンスが訪れるということを、この車いすレースを通して伝えたいという思いで気付けば30年走り続けています。これからも体が動く限り挑戦し続けたいと思っています。



松永 楓 / Kaede Matsunaga
競技:ボッチャ
入社年:2020年
主な戦績:2014年世界選手権北京ペア8位
プロフィール:1995年4月4日、愛知県生まれ。先天性脳性麻痺の重度障がい者。13歳から競技を始める。趣味は野球やテニスなどのスポーツ観戦。モットーは、「楽しく明るく生活すること」。
より良い社会の構築を目指すために
幼少の頃から健常者の中で生活をしてきて、常に障がいの壁を感じていた時に誰にでもできるスポーツ「ボッチャ」に出会いました。ボッチャを通して、障がい者への理解を深め、障がいの壁を乗り越えてバリアフリーの社会を広げていきたいと思っています。そうした活動にも積極的に参加しています。



松本 直幸 / Naoyuki Matsumoto
競技:パラ陸上競技
入社年:2015年
主な戦績:2019年第39回大分国際車いすマラソン大会 銀メダル
1979年6月1日、福岡県生まれ。2000年に頸椎脱臼骨折により頸髄を損傷し上肢下肢に麻痺が残り車いす生活となる。入院時に障がい者スポーツの車いすツインバスケットボールと出会う。2009年より車いす陸上競技に転向し、多くの国際大会で経験を積んでいる。
より良い社会の構築を目指すために
2015年よりEY Japan所属のパラアスリートとして日々トレーニングに励み、常に自分と向き合い自分自身を越えられるよう努力してきました。その中で大切にしてきたことは、成績を残すことだけでなく競技を通じて人間的な成長を目指すことです。
私は転落事故により上肢と下肢に重度の障がいが残り車いす生活となりましたが、車いす陸上と出会えたことでさまざまなことにチャレンジし自己の可能性を広げてきました。
より良い社会の構築を目指すためには個々の可能性を広げていくことが必要だと考えます。
障がいの有無、障がいの度合い(重い軽い)によって目指すものは違っても、自己の可能性を信じて前を向いて進んでいくことが、より良い社会の構築につながっていくと信じています。



諸石 光照 / Mitsuteru Moroishi
競技:車いすテニス(クアード)
入社年:2021年
主な戦績:ロンドン2012パラリンピック競技大会クアードダブルス4位、東京2020パラリンピック競技大会クアードダブルス銅メダル
1967年4月11日、岐阜県出身。30歳の時にギランバレー症候群を患い、3年半の入院生活を送る。後遺症で手足に麻痺が残り車いす生活となり、リハビリ目的で車いすテニスを始めた。ロンドン、リオデジャネイロ、東京と3大会連続でパラリンピック出場を果たし、東京2020パラリンピック競技大会では、クアードクラスで日本初となる悲願のメダルを獲得した。
より良い社会の構築を目指すために
車いすテニスの大会で世界各国に行き、多くの方々に助けていただきました。多くの方々からいただいた親切や優しさを感謝しつつ、何らかのカタチでボランティア活動をしていきたい。人々の優しさ、あたたかさ、思いやりのあふれる社会になってほしいと願っています。



山岸 英樹 / Hideki Yamagishi
競技:パラ陸上競技、身体障がい者野球
入社年:2020年
主な戦績:2020年東京2020パラローイング 最終選考男子肢体障がい1位
1988年6月10日、石川県生まれ。12歳の時に受けたてんかんの手術後、左半身麻痺、左半身全廃状態になる。寝たきりの生活からハードなリハビリを続け、身体障がい者野球界のエースとして活躍するまでになる。2019年に参加した東京都パラスポーツ次世代選手発掘プログラムをきっかけに、パラローイング競技に取り組む。2021年7月より、パラ陸上競技に転向。
より良い社会の構築を目指すために
スポーツを通じて障がい者の存在価値を高め、誰もがありのままに、自分らしく生きられるきっかけを与えられる存在になれたらと思います。

ダイバーシティ&インクルーシブネス(D&I)
- EY Japanの取組み
EY Japanは、より良い社会の構築を目指して、一人一人の能力を最大限に引き出し、魅力ある職場づくりに取り組んでいます。
EY x Sports
- Sports Power the Community
EY Japanは、スポーツによるコミュニティの再蘇生を目的とし、人づくり、場づくり、コトづくり、ルールづくりに取り組んでいます。