EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
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EYのチームは、ESG戦略、M&A、資本配分、ESGデューデリジェンス、ポートフォリオ最適化を通じて、サステナビリティと環境・社会・ガバナンス(ESG)における長期的価値の創出を支援します。
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最新のEY Global Corporate Reporting and Institutional Investor Survey(PDF)によると、企業と世界の多くの大手投資家の間でサステナビリティに必要な対応に対する考え方が対立しています。こうした両者の見解の相違は、多くの組織で資金調達の難化を引き起こす恐れがあり、その結果、脱炭素化やその他のサステナビリティに向けた取り組みの進展が妨げられる可能性があります。
しかし、短期的な収益と長期的価値の創造のトレードオフに関して投資家とCFOの間で見解の相違があります。投資家は、短期的利益が減少したとしても、持続可能な長期的価値の創造につながる決定を支持する傾向が高いのに対して、財務部門のリーダーはそのようなトレードオフを行う傾向がはるかに低いとみられます。
調査でも、投資家の76%が、「投資企業が地球や人々に有益な影響を与えている場合は、投資収益率が低くなっても構わない」と考えていることが分かりました。
これは、2022年度EY CEO Outlook Survey(PDF)とは全く対照的な結果です。この調査では、CEOの65%が、サステナビリティの移行戦略について投資家から反発を受けたと回答しました。また、ほぼ4分の1(21%)が、投資家は長期投資計画への支持を示さない、または四半期ごとの収益に固執していると述べました。