リース料が変動するセール・アンド・リースバック取引

2020年6月、IFRS解釈指針委員会は、指数又はレートに応じて決まるものではない変動リース料を伴うセール&リースバック取引から生じる使用権資産の測定方法について議論したアジェンダ決定を公表した。

売手である借手は、買手である貸手に譲渡した資産のうち、引き続き保持した使用権に係る部分を決定する必要がある。

これは、取引日において、リースバックを通じて保持する使用権(例えば、変動リース料を含む予想されるリース料の現在価値)を、資産全体を構成する権利と比較することによって行う。

国際会計基準審議会(IASB)は、そのような取引から生じるリース負債の事後測定の会計処理について基準の適用を明確化するため、IFRS第16号を修正することも決定した。

英語版の資料は下記のリンクをご参照ください。 

IFRS Developments Issue 171 / July 2020