EYとは、アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドのグローバルネットワークであり、単体、もしくは複数のメンバーファームを指し、各メンバーファームは法的に独立した組織です。アーンスト・アンド・ヤング・グローバル・リミテッドは、英国の保証有限責任会社であり、顧客サービスは提供していません。
Space Tech
スペーステックは現代における最大の変革の1つであり、高解像度の衛星画像データと人工知能(AI)…
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ビジネスにおける衛星データの活用は、主流である1次産業のみならず、近年その領域を大きく拡大しつつあります。衛星分野を含むさまざまな業界や企業を巻き込んで支援する一般社団法人SPACETIDEから佐藤 将史氏(共同設立者 兼 理事 兼 COO)をファシリテーターに、衛星データの解析をはじめ、複数の最新AI技術を用いて顧客や社会の課題解決に取り組む株式会社Ridge-iから柳原 尚史氏(創業者 代表取締役社長)と衛星データ活用のエンドユーザーとして監査法人における衛星データ活用をリードするEY新日本有限責任監査法人(以下、EY新日本)からは私、加藤 信彦(宇宙ビジネス支援オフィス Space Tech Lab リーダー)にて、衛星データビジネスに新たなユーザーが参加することや新たなテクノロジーと衛星データを融合し合うことでさまざまな業界を革新する可能性をディスカッションしました。
初めに、佐藤氏から混沌(こんとん)を見せつつある国際社会では、物価や為替が変動する一方で、企業にはより一層の倫理観や環境意識などを重要視した上での法令順守が求められ、with/afterコロナ社会での産業界を取り巻く環境や前提条件が高速で変化している中で、データの重要性や立ち位置がどのように変わってきているかについての議論がありました。ソーシャルメディア社会が発展する現代において、公平性や独自性のある情報源の確保や、早期かつ独自性のある情報の入手など、データの在り方として求められる要件がより高度化し、データニーズが変容しているといった話題が上がりました。