1 分 2020年6月23日
ハーバー港に到着したコンテナ船の航空写真

新型コロナウイルス感染症が関税や物品税に及ぼす影響とは

1 分 2020年6月23日

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関税・国際貿易トラッカーは、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の世界的大流行に関する各国政府の対策の変遷を追跡します。

Local Perspective IconEY Japanの視点

日本においても、新型コロナウイルス感染症対策に関わる救援物資やライフライン確保のための物資については、優先的な輸出入通関が行われています。救援物資などが無償で輸入される場合には、その貨物に課される関税・消費税は免除されるとともに、必要な手続きが簡素化されています。

また、日本企業が世界各国に張り巡らせているサプライチェーンも、各国の規制緩和・規制強化により大きな影響を受けています。サプライチェーン全体のコスト削減にあたり、FTAや日本政府による国内投資促進補助金を申請する際には、厳格な要件の充足が求められることから、コンプライアンスリスク低減のために慎重な準備が必要となります。

 

担当窓口

大平 洋一
EY Japan インダイレクトタックス部リーダー EY税理士法人 パートナー

EY COVID-19関税・国際貿易トラッカーは、新型コロナウイルス感染症の影響に対する各国政府の国際貿易に関わる対策の情報を提供します。多くの国において、個人防護具(PPE)や人工呼吸器、消毒液など、新型コロナウイルス感染症対策に重要な輸入貨物の関税が撤廃されたり、これらの物品の輸出に対して規制を講じたり、ビジネスがより素早く効率的に対応できるよう、規制要件の緩和などが行われています。EY COVID-19関税・国際貿易トラッカーは定期的に更新されるため、各国制度の変更の迅速な確認に活用いただけます。

対策は各国において日々検討され導入されています。EY COVID-19関税・国際貿易トラッカーは、世界各国が講じる対策の全体図をまとめて提供します。


世界各国の状況の把握に役立つ、主要なテーマを扱ったトラッカーを新たに開発しました。これらは、ウェブサイトの税務のメインページから閲覧できます。EYのプロフェッショナルは各国の状況の変化に応じて、トラッカーを定期的に更新していきます。


最新のEY COVID-19関税・国際貿易トラッカーはこちらからご確認ください(英語版)

サマリー

多くの国では新型コロナウイルス感染症対策に重要な物品の輸入を促進する一方、国外への輸出に規制を掛ける傾向が見られます。また、多くの国において、ビジネスが新型コロナウイルス感染症の経済的影響から回復できるよう関税や物品税に関する対策が講じられています。このトラッカーは定期的に更新されるため、これらの動向を注視し確認することが可能です。

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